保守のうさぎ随筆

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「兵隊にいった」方々

2010-10-30
ひとりごと
時々、お歳よりの方と話す機会を持っています。

今日はなんとも、やるせない思いで一杯です。

しばらく前まで、お歳よりとお話すると「兵隊にいった」話が一番でした。

シベリヤで抑留されたけど、帰ってきて茶碗屋を行商したよ。

私は海軍で、あちこち転戦したよ。

私は運よく、内地でした。

私の夫は(徴兵ではなく)軍属で、海軍の少佐でした。大陸を転戦しました。


時間の限り、彼らの兵隊へ行った話しは尽きませんでした。

つい先日、また大正生まれの方とお話させていただきました。

うさぎ> ○さんは、兵隊へ行ったのですか?

○さん> 行きましたよ。ええ、徴兵で。学徒出陣ってテレビでやるあれ、あるでしょ。
      私、早稲田の学生で引っ張られましてね。
      あの、学徒出陣式のなかに、私もいるんです。

うさぎ> ええ! あの抜刀隊のですか。

○さん> そうです!そうです!いたんですよ、私。

うさぎ> 軍隊ではどちらに。

○さん> 私は海軍でした。内地でね。

うさぎ> そうですか。日本を守ったのですね。

一昔前なら、それこそ濁流のように話される当時の話。

しかし、○さんはそれ以上、口を開くことはありませんでした。

○さんは、高齢ですがとてもしっかりした方で、時代の波に乗り冗談も上手く、
趣味はデジカメの写真です。

今、90代の方々のお話を聞くのは、年齢的にとても大変だと思います。

○さんには、ぜひお話を伺いたかった。

しかし○さんは語らず。

空気を大変に読める○さんは、先の大戦で戦った事をどう思うのでしょうか。

大将たちはA級戦犯、戦後も日本が悪いと言われ続け、日本人も日本が悪いと思った。

そして、かつて日本のために戦った大学生の口を閉じてしまった。

大戦で戦った、学徒動員された、といった話は「自分の恥」になってしまったのでしょうか。

○さんは、凛としてかくしゃくたる御仁です。

あの、抜刀隊、学徒出陣の中にいた方です。

英霊の方々ならず、いま現在を生きる方々にも沈黙をもたらす空気って、一体なんでしょう。

彼らが口を噤まざるを得ない、今の日本ってどうなんでしょう。






コメント

No title

おはようございます。
私の父も、軍人でした。
満州の寒さの中で喘息がひどくなり、私が生まれた頃は、夏しか仕事が出来ませんでした。
幼い頃に死んでしまいましたが、今でも懐かしく思い出すのは、囲炉裏端で膝に乗せて軍歌を歌ってくれたことです。
歌謡曲などは全く歌いませんでしたが・・・
軍隊時代のことも語らず、ただ懐かしそうに軍歌を歌ってくれたことを思い出しました。

Re: No title

>ねむ太さん

おはようございます。

満州の冬は厳しく、-40℃くらいになると聞いたことがあります。
喘息をお持ちの方には、過酷な環境だったと思います。

お父様が軍人でいらしたのですね。
幼くしてお父様を亡くされたこと、心よりお悔やみ申し上げます。

お父様の膝で聞かれた軍歌、ねむ太さんはよく覚えておられるのではないでしょうか。

懐かしそうに歌われたお父様の軍歌には、いろいろな思いがあったのではと感じました。

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